♪ローデンとハイデン♪
今回は武野産商が取り扱っているフィルムについての特性をご紹介させていただきたいと思います。
パッケージで使われているフィルムはパッと見ただけでは分からい様々な種類のものがあります。
透明で薄いフィルムの中に多くの技術が結集されています。
まずは、そんな中から皆さんの身近なフィルムのお話をさせていただきます。
皆さん、ポリ袋を買うときに
「カサカサするタイプが欲しかったのに伸びるタイプの買ってしまった!」
とかいう失敗ってありませんか?私はあるのですが・・・。
そもそも、何が違うのかご存じでしょうか?
実は素材そのものは一緒なんです。
2つともポリエチレンという素材でできています。
袋を作る過程で気圧をかけるのですが、
気圧か低いか高いかでポリエチレンの密度が変わり
出来上がったものの風合い、手触りが変わってくるんです。
不思議ですよね。
低い気圧で出来た低密度のものがびろーんと伸びるローデン
高い気圧で出来た高密度のものがカサカサタイプのハイデン
なので買うとき間違えない方法としては品質表示に
LDPE(ローデンポリエチレン) HDPE(ハイデンポリエチレン)
と表記されている場合があるのでこれで見分けることができます。
ただ、書いてない場合があると素材が一緒なので困るのですよねぇ。
特性としては
ローデンは伸びる破れにくさがありトイレットペーパーが入っている袋に使用されています。
ハイデンは引っ張られる力に強くレジ袋やスーパーにあるロール状の袋に使用されています。
伸びるプラスチックフィルムといえば・・・キッチンにあるラップはローデン?と私は思ったのですが
実は、それはまた違う話なんです。奥が深いフィルムの世界。